昭和六年（1931）11月28日発刊

 

目次

 

序　P.3

第一章　序説　P.11

第二章　支那の展望　P.16

　第一節　南京政府と赤軍及び軍閥　P.16

　第二節　上海資本家階級と列強及び大洪水　P.18

　第三節　政権の分裂及び資本集積の停滞　P.22

第三章　満州資本主義の発達段階　P.27

　第一節　東北鉄道網の財源　P.27

　第二節　「鉄道攻勢」の真相　P.30

　第三節　満洲工業資本の解剖　P.34

　第四節　金融の紊乱と其の剥搾機能　P.39

第四章　特殊地位の意義（上）　P.45

　第一節　国防問題　P.45

　第二節　治安問題　P.49

　第三節　経済関係　P.54

　第四節　条約関係　P.59

第五章　特殊地位の意義（下）　P.66

　第一節　孫文の言葉　P.66

　第二節　満州統一と日本　P.68

　第三節　農業経済の発展と日本　P.75

第六章　鉄道に関する争執　P.84

　第一節　併行線と日本の主張　P.84

　第二節　鉄道敷設権問題　P.86

　第三節　其他の争執及解決策　P.91

第七章　鉱業に関する争執　P.96

　第一節　鉱業経営の不可能　P.96

　第二節　鉱業侵害の実例　P.100

第八章　課税に関する争執　P.104

　第一節　大連港に関する問題　P.104

　第二節　満鉄附属地に関する問題　P.108

第九章　朝鮮人の生存権　P.113

　第一節　支那官憲の迫害　P.113

　第二節　解決の基本条件　P.118

第十章　条約の不履行　P.122

　第一節　大正四年協約の諸条項　P.122

　第二節　鉱業権、鉄道運賃の差別徴収、其他　P.124

第十一章　排日運動の指導者　P.127

　第一節　若き独裁官と其周囲　P.127

　第二節　周到なる排日の網　P.130

　第三節　排日教育と満洲問題　P.134

第十二章　既得権批判の諸問題（上）　P.140

　第一節　日支協約の法理論的考察　P.140

　第二節　日支協約の事実論的考察　P.143

第十三章　既得権批判の諸問題（下）　P.150

　第一節　鉄道守備兵の問題　P.150

　第二節　鉄道附属地の諸問題　P.155

　第三節　満鉄併行線問題　P.163

第十四章　結論　P.167

　第一節　無理解の危険　P.167

　第二節　問題解決の原則　P.170　→